ドライヤーでは当たり前なくらい付いているマイナスイオン機能。ほとんどのメーカーは具体的な効果は示さず、髪に良いと謳っています。
一体何が髪に良いのか...
ドライヤーの開発に直接関わっていたので詳しく説明します!
マイナスイオンは一体なに?
マイナスイオンはマイナスに帯電した微粒子水のことです。それを企業がマイナスイオンが髪に良いって謳っているので消費者が勘違いしてしまうんですよね...
高電圧をかけることで空気中の水分を分解して生成されます
(イメージです)
化学式で説明するとOH-です。水粒子が風によって送られて髪や地肌に届くので若干の潤いを保ちます
なぜ、マイナスイオンを帯電させるかというと、髪の毛は摩擦やダメージによりプラスイオンを帯電しがちです。それをマイナスイオンとぶつけることによって中和して、静電気を除去することができます
温風でマイナスイオンは届くの?
温風では水粒子は届く前にほとんど蒸発してしまうので正直あまり効果がありません
パナソニックはその弱点を理解して、メインの吹出口とは別の箇所(写真の赤矢印)からマイナスイオンを排出しています。
この穴なら温風の影響を受けにくいのでマイナスイオンが髪の毛に届きやすくなります。
マイナスイオンは冷風で最も効果を発揮します
ドライヤーは髪を乾かす道具なので、多くの方は温風しか使わないはずです。しかしほとんどのドライヤーには冷風がついていますよね。先程、マイナスイオンの水粒子が蒸発してしまうと説明しましたが、冷風ならどうでしょうか?
そうなんです!蒸発しないので髪や地肌にしっかり届くんです!
髪に一番優しい乾かし方を伝授
結構簡単なので実践してみてください
日々の積み重ねでみるみる変わっていきます
乾かし方
- 髪の毛を持ち上げながらしっかりとタオルドライする
- 頭から10cm以上離れたところから全体を7割乾かす
(地肌から乾かすと効率よく乾かせます) - 冷風を30秒〜1分当てて乾かす
ドライヤーで乾かすのは何をやっても髪に多少のダメージを与えてしまいます。
まずは温風の時間を短くすること
タオルドライを徹底することが大事です
完璧に乾かすのに冷風を使うのは結構時間がかかりますが、
これが髪をいたわるのに必要なことです
1周間以上続ければ効果を実感できると思います
ぜひ実践してみてください!!